2009年5月 6日
琳派の継承者・神坂雪佳にみる 京都のかたちと文様
こんにちは。入野佳子です。
大型連休、いかがお過ごしでしたか?
前半はお天気もよく、お着物でお出かけされた方も多いのではないでしょうか。
5月3日に開かれた、第二回目の京遊学では、京都精華大学教授の佐藤啓二さんに、「琳派の継承者・神坂雪佳にみる 京都のかたちと文様」と題してお話をうかがいました。
神坂雪佳を話の軸として、京都の伝統工芸文化の成り立ちを簡単にお聞きした後、それが現代のライフスタイルにどうつながっているのかをお話いただきました。
お話の中心となったのは、先生の得意分野であるデザイン面から考察したライフスタイルです。
神坂雪佳の作品の写真を見ながら、作風や、伝統工芸の特徴などを教わりました。
例えば、世の中で"左右"というものが、とても重要視されているようです。
そのひとつとして、日本画ではよく右から左に向かっている絵が数多く描かれているのをご存知ですか? 手紙などで文字を右から左に書くのと同じように、左に向いていると、自然に見ることができるからなのだそうです。昔はそれを無意識でしていたのかもしれませんが、今はそれが立証されていて、戦略としてその方法が使われているようです。
現在、CMでは、日本車は右から登場するものが多く、外車などの高級車はインパクトをつけるためにわざと左から登場させたりもしているそうです。
また、時代劇では、右から出てくるのが善人、左から出てくるのが悪人であるケースが多いそうです。要チェックです!
そして、これは皆様ご存知かもしれませんが、お雛様でも左右が大切で、京都ではお雛様が向かって左、お内裏様が右。東京ではお雛様が右、お内裏様が左ですよね。それは、昔は左を上位としていて右を下座としていたことから、京都ではそのままのしきたりで飾るのですが、東京では外国式を取り入れて今風に変えたのだそうです。外国の男性が左手で女性をエスコートすることが多いことも理由のひとつだそうで、男性が右、女性が左ということです。結婚式と同じなのですね。
このように知ってからいろいろなものを見てみるのも面白いですね!
また、京都は新しいものと古いものが混ざり合っている文化だそうです。材料などにこだわる職人さん泣かせの建築家やデザイナーが多いのも特徴だそうです。
京都の建築物をよく見てみると、古いものでも凝っているものが多いので、観光の時には是非建築物もじっくり見て回りたいものです。
実は琳派や伝統工芸と聞いて、少し堅いお話かなとイメージしていたのですが、想像を良い意味で裏切られました!
裏話たっぷりでとってもわかりやすく、楽しかったです♪
こちらはこの日のお菓子。
辻利さんのモノです♪
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